V2H
テクノロジー紹介
2021年1月29日

〇V2Hとは

地球温暖化の影響が年々深刻となっていく中、脱炭素社会に向けてエンジン自動車から電気自動車へのシフトが始まりました。今後は世界中で電気自動車(EV)やPHEV車が普及していくことになるでしょう。

こうした中、住宅建築においてはV2Hが注目されています。

V2Hとは「クルマ(Vehicle)から家(Home)へ」を意味する言葉です。

EVには標準で大容量の蓄電池が搭載されていますが、ここに蓄えられた電力を、家庭用に有効活用する考え方がV2Hです。

これにより、安い夜間電力や太陽光で発電した電力をEVに貯めてこれを暮らしに上手に使うことができます。

 

〇V2Hの仕組み

V2Hにはいくつかのバリエーションがありますが、代表的なパターンとしては以下の要素で構成されます。

  1. EV(またはPHEVなど)
  2. 太陽光パネル
  3. V2H機器(バッテリーを含むこともある)

 

エネルギーの流れとしては

  1. 太陽光パネルで発電された電気が「V2H機器」を経由してEV内バッテリーへ供給されます。
  2. EV内バッテリーから必要な時に「V2H機器」を経由して住宅へ給電されます。

必要な時とは夜間で太陽光発電がされない時や災害時で電力会社からの電気の供給が途絶えた時などです。

 

〇V2Hのメリット

・昼間に太陽光で発電し余った電気をEVに充電して夜間にEVからの供給される電気で暮らすことができます。

・災害等で停電時にEVからの供給電源で普段通りの電気を使った生活ができます。

(最近のEVでは3、4日の給電能力が可能なものも出ています)

 

地球環境のため、またもちろん家計のために一度、検討しては如何でしょうか?

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