バルコニー設置の是非
デザインアイテム
2024年1月25日

建売住宅は別として、注文住宅ではバルコニー(あるいはベランダ)の設置を迷うことが多いです。

とくに最近、バルコニーは不要ではないか、コスト・スペースが無駄ではないかという論調が強まっているように感じます。

バルコニーのコストは決して少なくはなく、雨水処理、防水処理を考えると部屋の方が安いことになります。(屋根付きのバルコニーは特に)また、定期的なメンテナンスが必要であり、日々の掃除も手間がかかります。さらに防犯上の弱点ともなります。

このためバルコニーを洗濯物や布団を干すだけのものとするのはもったいないと考えるのも尤もで、特に北国では半年間はこの用途では使うこともできず、全くのデットスペースとなりかねません。

それならばいっそ、室内インナーバルコニーとすることで物干しを含めて多目的に利用できる部屋とした方が有効かと考えます。

暖かい時期に外で物干しを行いたい場合は外壁などに物干し竿を設置すればよくてコストは殆どかからないです。

但し一方で、物干し以外にバルコニーの用途が明確にあるのであれば結論は変わります。

例えば景勝を屋外でくつろぎ、楽しむための空間を設える狙いがあったり、2階リビングの延長としてプライバシーを確保しつつ屋外に食事や集いの空間を造るなどの意図があったりするなどです。

バルコニーを設置する場合にはこうした目的や意義をしっかりと確認しましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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