〇巾木とは
巾木は壁と床の境目に取り付けられる部材です。
巾木は壁と床の間に生じがちな隙間を隠すために設置されます。
〇巾木が無いと
施工の精度を高くして床と壁の隙間をなくしたとしても掃除機などが壁に当たりクロスを傷つけたり、床を水拭きする際にクロスが濡れて変色したりするなどの弊害が生じます。
さらにはクロスが剥がれてくることもあります。
〇巾木の種類
ビル建築や共同住宅ではソフト巾木といわれる樹脂製の厚さが薄い部材が使われます。一方、住宅の巾木としては木巾木といわれる厚みのある部材が多く使われます。
その他に高価ですがスタイリッシュなアルミ製の巾木も最近ではしばしば使われます。
カラーはソフト巾木には多くの種類が用意されていますが、木巾木にも数種類の選択肢が用意されています。
〇カラーコーディネイト
巾木は機能的に必要な部材ですがインテリアをコーディネートする際には意外と苦労することがあります。壁のクロス色が白系ですとあまり苦労はないことが多いのですが、クロスに色を付けると巾木の色の選択に迷うことがあります。巾木の色を決める際には壁、床、ドアのどれかの色に合わせると調和がとれます。部屋のカラーは3色以内に収めるのが良いです。