全館空調
テクノロジー紹介
2022年3月29日

持続可能な地球環境を目指しゼロ・カーボン時代に向けて今後はこれまで以上に高断熱・高気密住宅がスタンダードとなる見込みです。

たとえば冬季の場合、

これまでの断熱性能が低い家の場合、暖房した熱はどんどん逃げていきますから、必要な場所(部屋)だけを必要な時間だけ暖を採ることにコストメリットがありました。

一方、高断熱・高気密の家の場合は熱があまり逃げず、家の中に留まり続けますのでエアコン1台で家全体が温まるということが普通となります。

こうなると各室にエアコン(暖房器具)を設置することが無駄となります。たとえ設置しても稼働するのは1台のみとなってしまいそうです。

今後は1台の暖房(冷房)機器を使って如何に家全体を効率的に温め、家じゅうを快適な環境にするかということが大事な技術となってくると予想されます。

これが住宅の「全館空調」でありこれから普及してくると言われています。

 

またさらに1日中(24時間)空調することが増えてくると見込まれます。

これまで24時間空調はランニングコストが大と言われてきました。余分な時間や場所を温めるからというわけです。ですが、高断熱・高気密住宅では間欠(断続的)空調は設備の立ち上がりに多くのエネルギーを使用しロスが生じると言われています。これからは小さなエネルギーをゆっくり平準化して使用するのが常識となるようです。

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